SSブログ

「三体」 [本]

久し振りにリピート読みをした作品にであった^^
santai_01.jpg
三体

「物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。数十年後。ナノテク素材の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体〈科学フロンティア〉への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象〈ゴースト・カウントダウン〉が襲う。そして汪淼が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?(内容紹介より)」

「三体」の存在はオバマ大統領のインタビュー記事を読んでたので知ってはいたのですが、なかなか日本で発売されず、中国SFは日本では出版されないのかなと半ば諦めてた。そんな時に去年発売された「折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー」の中に劉 慈欣の名前を発見したときの興奮と来たら(笑)

折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5036)

折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5036)

  • 作者: 郝 景芳
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/02/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


今は文庫本が発売されてますけど…

「円」という作品なんですがこれが面白い。抜粋なんですが…これは「三体」も期待しちゃうじゃないかと。そして待つこと1年。いよいよ「三体」が発売となるんですが。実は発売されるのは知らなくて(笑)、本屋さんで発見した時、興奮しましたよ。ちょっと財布が心許ない日だったんですが迷わず購入。速攻で家に帰って読み始めたんですが、これが面白い。想像を遙かに超えてました(笑)。所謂ファーストコンタクト物なのですがね。銀英伝の一緒(笑)で冒頭を乗り切ったら最後まで引き込まれるパターンの作品。「三体」は冒頭の文化大革命から序盤は読むの疲れました。正直、そこまでなかったかなとか思ってしまったり。でもそれを乗り越えたら…あとは一気に最後まで^^

いやぁ待った甲斐がありましたよ(掌クルリ)。

中国SFって馴染みがなかったのでどうなんだろって思っていたけど、去年の「円」を読んだことでその不安も吹き飛んで…。この一年長かった~。無事発売されて良かった。でも、この「三体」は三体三部作(「三体」「黒暗森林」「死神永生」)の一作目。

ハヤカワさん、今年中に「暗黒森林」の出版頼みますよ。また数年は待てませんよ(^_^;)
それからハリウッドさん、映像化待ってますよ^^


三体

三体

  • 作者: 劉 慈欣
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2019/07/04
  • メディア: 単行本



三体

三体

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2019/07/04
  • メディア: Kindle版


タグ:
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント