「横溝正史＆金田一耕助シリーズ」第50巻

いよいよ大台の50巻

「迷路の花嫁」

あらすじは「ある夜、金田一はガード下で血を吐いて苦しんでる女性を助け、下宿先の松月に連れて帰る。しかし彼女は金田一が目を離した隙に殺されてしまう。金田一は彼女が呟いていた「いずし」「きょうこ」という言葉を頼りに兵庫県の出石を訪ねる。滝川旅館を宿にとっていたが、突然追い出されてしまう。金田一が旅館に向かう途中で霊媒師の宇賀神薬子から「悪霊が棲み憑いておる」「出石に災いをもたらす者だ」と言われたからだった。宿を追い出された金田一はあてもなく夜道を歩いていると、ある女性と遭遇する。不審に思い、追いかけていくと、千代吉が座り込んでいた。「この家から悲鳴が聞こえた」と言う千代吉と中に入ると薬子の惨殺死体があった」

今作は出来が良い。

原作では金田一さんの出番は少ない。原作の中心人物である小説家の松原浩三を金田一さんに置き換えて物語を成立させてるので、当然出てこない・・・となるとモチロン犯人も違う。今までの金田一シリーズ（2時間ドラマ版）のパターンから行くと、こうした改変をされたものは成功とは言えないものが多かったけど、今作は成功の部類に入るんじゃないかと・・・というか成功です（断言）。

原作通り、建部多門の毒牙にかかっていた女性を（浩三に替わって）助け、恋のキューピッド的な活躍をしたり、推理したりと大活躍の金田一さん。推理…と言うか証拠がないので、ホントに推理なんですが(^_^ゞ

建部役の中尾彬さん、滝川恭子役の荻野目慶子さん、宇賀神奈津女役の吉川十和子さん、本道千代吉役の佐川満男さんとキャストが大当たりです。特に物語のキーパーソンとなる植村欣之助役の宮川一朗太さん。彼が最高すぎる。爽やか好青年で登場した彼が実は…って感じな話の展開になるんですが、終盤の金田一さんの推理を聞くときは…。

そしてラスト・・・「綾子さん。これで勘弁してください」と呟きながら出石を去る金田一さんも良い。
見応えがあった。これはヨシ

ねじ的（今のところ）ランキング
1位：真珠郎
2位：不死蝶
3位：夜歩く
4位：迷路の花嫁
5位：死神の矢
6位：香水心中
7位：獄門岩の首
8位：悪魔の手鞠唄
9位：本陣殺人事件
10位：ミイラの花嫁
11位：悪魔の花嫁
12位：八つ墓村（2時間ドラマ版）
13位：黒猫亭事件
14位：三つ首塔
15位：迷路荘の惨劇
16位：悪魔が来たりて笛を吹く
17位：水神伝説殺人事件
18位：人面瘡
19位：殺人鬼
20位：犬神家の一族
21位：本陣殺人事件（2時間ドラマ版）
22位：病院坂の首縊りの家
23位：霧の山荘
24位：悪魔の手毬唄（2時間ドラマ版）
25位：仮面舞踏会
26位：死仮面
27位：トランプ台上の首
28位：悪魔が来たりて笛を吹く（2時間ドラマ版）
29位：白蝋の死美人
30位：女王蜂
31位：獄門島
32位：仮面劇場
33位：悪霊島
34位：薔薇王
35位：八つ墓村
36位：魔女の旋律
37位：女怪
38位：呪われた湖
39位：三つ首塔（2時間ドラマ版）
40位：女王蜂（2時間ドラマ版）
41位：不死蝶（2時間ドラマ版）
42位：獄門島（2時間ドラマ版）

横溝正史&金田一耕助シリーズDVDコレクション(50)2017年 1/15 [雑誌]

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横溝正史&金田一耕助シリーズDVDコレクション(51)2017年 1/29 [雑誌]

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横溝正史&金田一耕助シリーズDVDコレクション(52)2017年 2/12 [雑誌]

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