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ヴィンダウス・エンジン [本]

今年はコロナでどこにも行けないので、本やゲームを買い漁り。そんな中で目に止まった一冊
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ヴィンダウス・エンジン

「近未来、中国・成都。新たな想像力で描かれるアジアン・サイバーパンク!ヴィンダウス症――動かないもの一切が見えなくなる未知の疾患。韓国の青年、キム・テフンはこの難病から苦心の末に寛解状態へと持ち直したことで、中国・成都の四川生化学総合研究所から協力を要請される。それはヴィンダウス症の寛解者と都市機能AIを接続する未曾有の実験だった。様々な思惑が交錯する近未来の中国で、都市と人間をめぐる巨大な計画が動き出していく――第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。(内容紹介より)」

作者は十三 不塔氏。一瞬、麻雀の?と思ったけど(笑)。面白いペンネーム(?)使うなぁと手に取ってみた。舞台が中国なので、「三体」みたいな中国SFかなと軽い気持ちで読み始めてみた…ら、いやいや、これが面白い。あらすじにもあるように物語の肝はヴィンダウス症(動かないもの一切が見えなくなる疾患)。この描写が面白い。寺沢先生のコブラで音と視覚が入れ替わるって描写があったのを思い出した。主人公のキム・テフンはこの病気からなんとか持ち直したんだけど、当然、研究に使われる。SF映画での鉄板の展開ですね。その研究施設には秘密があって…からの終盤の展開が凄い。思わず一気読みでした。ラストも良い感じで終わるのも良い^^

何とか映像化して欲しいなぁ~。
動かないものが見えないって描写をどうするか興味あるし^^


ヴィンダウス・エンジン (ハヤカワ文庫JA)

ヴィンダウス・エンジン (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 十三 不塔
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2020/11/19
  • メディア: Kindle版


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