「REC」4作コンプリートBOXが出たので見返してみた(実は2作目までしか見てなかったりする)。
で、今更ながら「REC」です。

あらすじは「レポーターのアンヘラ(マニュエラ・ヴェラスコ)は、あるアパートに出動する消防団に同行取材を行う。現場にいたのは血まみれの老婆。老婆は警官にかみ付き、建物は外から封鎖されてしまう。救出に来た衛生士の口から、この建物で発生したと思われる人や動物を凶暴にする病原菌の存在を知らされ……(シネマトゥデイより)」

見返してみて改めて思うのは、普通のPOV映画は画面がぶれて観てて疲れるんだけど、「REC」は映画自体が短いのでそこまでない。しかも主人公の位置が頭で把握しやすいし(他のPOV作品では良く分からなくあることがあるんですよね)、結構リアルに作ってる。

改めて奇跡的な作品だなぁって思う。

話は消防署にたまたま取材にきた女性レポーターのアンヘラとカメラマンのパブロが、老女救出に向かう消防士に同行し取材をするために、あるマンション向かうって感じで始まる。

レポーターのアンヘラ

マンションの一室で年配女性が、何か病気を発症しているようで…

ものすごく怖いΣ(T□T)

舞台はモチロン、このマンションのみ。
その後、アンヘラと消防隊員、住人はマンションに何故か閉じ込められ、感染した(噛まれた)人は次々とゾンビ(というか何かに)…。この閉鎖されたマンションの描写、逃げまどう住人の描写がPOV映像で見ると怖い。次々にゾンビ化(というか何か)していく住人が走っくる恐怖、閉鎖されているので逃げ場がない恐怖。感染した人を隔離(調査)するための部屋はあるけど、基本的に階段と各部屋しか舞台がないので、逃げ場がないって感覚的に(視覚的に)分かる。

ホント、怖い。

正直、主演している人の演技は上手いとは思えない。けどこのイマイチ上手くない演技が、POV作品としてはいい方向に作用していて、そこがこの作品のリアルさを引き上げているんじゃないかなと思う。